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記事一覧

2010年03月09日(火)
旧式の石油ストーブによるやけどが目立ちます!

 旧式の石油ストーブ(電源の要らないストーブ)によるやけどがよく起きています。
 旧式ストーブのよるやけどをする子の年齢は、つかまり立ちを始めた乳児期後半~1,2歳です。この年齢の子は、やけどを避けようとする判断力がなく、また体を熱い物から離す反射神経が未熟なため、やけどの被害が大きくなります。判断力のある年齢の大きな子でも、つまづいた拍子に手がストーブに触れることがありますので、ガードがあってもあまり役に立ちません。
 小学生以下の年齢のこどものいる家庭では、旧式の石油ストーブを使わない方が賢明です。旧式の石油ストーブは、停電でファンヒーターが使えない時のために、保管しておいて下さい。
 やけどをしたときは、流水で10~20分位冷やしてから、やけどの部位を濡れタオルで覆って受診してください。  

2010年03月07日(日)
熱は、病気に勝つための大きな武器です。

 こどもの病気の症状で最も多いのは、発熱です。
 体に、細菌やウィルスが侵入すると、血液の中の白血球が戦って取り除こうとします。その情報が脳に伝わると、脳は体に対して熱を出すように命令します。
 熱のために、細菌やウィルスが弱くなり、白血球が取り除きやすくなります。熱のために、病気が早く治るわけです。
 また、熱には、病人の安静を保ち、病気を早く治すという役目もあります。
 ただ、熱には、苦しくて睡眠や食事が十分取れない、水分の摂取が十分でないと脱水になりやすい、というような弊害もありますので、そのような時には、解熱剤(座薬、頓服)で熱を下げた方がよいでしょう。
 熱が出ても、多くの場合急を要することはありません。元気だったり、すやすや眠っている場合は、一晩様子をみても心配いりません。

2010年02月17日(水)
下痢があっても下痢止めを使わないのが、最近の医療です。

 ウィルス性胃腸炎が、流行しています。主な症状は、嘔吐、下痢、発熱です。
 以前は、下痢があれば下痢止めと相場が決まっていました。下痢の時には、腸が普段より活発に動いて腸の内容物を早く外に出そうとします。下痢止めは、腸の動きを抑えて下痢を減らそうとする薬です。
 最近の学会の考えは、下痢は腸の中の有害な物(ウィルス、細菌、毒物等)を早く体の外に出して自分の体を守ろうとする働きですから、下痢止めで邪魔をしてはいけません、ということです。下痢を止めることで、有害物を長く腸の中に留めてしまう可能性があるのです。
 そこで、最近特に小児科では、下痢止めの代わりに整腸剤と食事療法で治療することが多くなっています。整腸剤は、下痢を直接抑える薬ではありませんが、下痢の時に傷んだ腸の粘膜からの栄養の消化吸収を助けます。
 下痢があるのに下痢止めを出さない医者は、決して藪医者ではありません。
 
 

2010年02月07日(日)
溶連菌感染症が流行っています。

 溶連菌感染症が八頭郡、鳥取市の多くの保育園で流行しています。その特徴は以下の通りです。

○溶連菌は、のど、皮膚に感染する菌で、主な症状は発熱とのどの痛みです。                         ○溶連菌感染が怖いのは、感染の後に、腎炎、リウマチ熱、紫斑病などの別の病気を起こすことがあるからです。
○溶連菌が検出されたら、10日間抗生物質を飲んで除菌します。
○感染の後に一番起こりやすいのは、腎炎です。腎炎は、溶連菌感染後一ヶ月以内に起こりますので、検尿で確認します。
○溶連菌感染が判明して2~3日後に、家族に熱が出たり、のどの痛みを訴えたときは、溶連菌が感染した可能性があります。すぐに検査しましょう。
○学校は2~3日休まなければいけません。再登校(園)には、許可証が必要です。
 

2010年01月19日(火)
新型インフルエンザワクチンが一般の方にも接種できるようになりました。

 新型インフルエンザワクチンは、今までは優先接種に該当する方のみに接種してきましたが、ワクチンの本数に余裕ができたため、この度、今まで優先接種のグループに入っておられなかった一般の方にも接種できるようになりました。 一般の方というのは、高校卒業生~65歳未満で、特別な基礎疾患のない方のことです。
 1歳未満の乳児にも接種できます。
 接種回数は、中学生以上の年齢では1回ですが、乳児は2回です。
 接種を希望される方は、当院窓口でお申し込み下さい。後日、接種日の打ち合わせのために、電話連絡いたします。

2010年01月17日(日)
インフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンの接種待ち時間が短縮され、本年度末には解消します。

 小児髄膜炎の予防を目的として平成20年12月に発売されたインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンは、接種希望者がワクチンの出荷本数を大きく上回り、長い待ち時間が生じています。約1年待ちの医療機関は珍しくありません。
 しかし、平成22年1月よりワクチンの本格的な増産体制に入り、平成22年12月にはお申し込み受け付け済みで未接種のすべてのお子様に接種できる見込みです。
 当院では、現在接種の待ち時間が約1年ですが、ワクチンの増産と共に待ち時間が徐々に短縮し、受付時の接種予定時期より早く接種できそうです。
 接種申し込みをされておられる方は、いましばらくワクチンの入荷連絡をお待ち下さい。

2009年12月31日(木)
子宮頚がんを予防するワクチンが発売されました。特に、10歳代の女性にお勧めします。

 子宮頚がんは、主に発がん性ヒトパピローマウィルスの感染によって起こります。日本では、年間約15,000人が子宮頚がんにかかり、約3,500人が死亡します。
 この度発売された子宮頚がん予防ワクチン(サーバリックス)は、発がん性ヒトパピローマウィルスの感染を防ぐことによって、子宮頚がんを予防します。
 ワクチンは3回接種で、その効果は20年間は続きます。
 若い女性(10歳代)ほど発がん性ヒトパピローマウィルスの感染率が高く、子宮頚がんは20~30歳代で急増しますから、サーバリックスは、10歳代で接種するのが最適ですが、20歳代、30歳代の女性にも勧められます。
 詳しくは当院にお問い合わせください(☎0858-72-0100)。

2009年12月23日(水)
郡家西小学校高学年(4,5,6年生)の新型インフルエンザワクチンの接種日が前倒しになり、早くなります。

郡家西小学校高学年(4,5,6年生)の新型インフルエンザ予防接種が1回目、2回目とも、以下の通り早くなります。

 ◎1回目:平成22年1月23日(土)(旧)⇒平成21年12月29日(火)午後3時~5時(新)
 ◎2回目:平成22年2月13日(土)(旧)⇒1月23日(土)午後3時~5時(新)

 ○当日の接種は、学校を通して集団接種の申込をされた方に限ります。
 ○接種当日必要なもの:検温(受診前)、予診表(記入済み)、母子手帳、助成券、接種料金
 ○新しい接種日、接種時間で都合の悪い方は、当院にお電話下さい(☎72-0100)。

2009年12月17日(木)
季節性インフルエンザの予防接種が、まだできます。

 季節性インフルエンザワクチンの本数に余裕ができましたので、二十数人の方に接種できます。接種をご希望の方は、当院窓口にお申し込み下さい。お電話によるご予約は、ご遠慮下さい。

2009年12月17日(木)
中学生、高校生の新型インフルエンザ予防接種の回数が1回に決まりました。

 中学生、、高校生の新型インフルエンザ予防接種の回数は、当面2回、但し今後の見直しもあり得る、とされていましたが、この度、接種回数が1回に最終決定されました。
 現在中学生、高校生の方の接種予約を受付中で、締切は12月23日(水)です。接種をご希望の方は、当院窓口でお申し込み下さい。