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2010年12月12日(日)
おたふくかぜは、意外と怖い病気です。ぜひ、予防接種を!

 ”おたふくかぜに早く罹ってほしい”という声を診察室でよく聞きます。でも、ちょっと待って下さい。おたふくかぜというのは、意外と怖い病気なんです。その理由は、おたふくかぜには、合併症が多いからです。
 まず、髄膜炎です。髄膜炎というのは、脳を取り巻く髄膜に細菌やウィルスが感染する病気で、激しい頭痛や嘔吐が出現します。おたふくかぜで髄膜炎を合併する頻度は、3~10%と言われますので、決して稀ではありません。おたふくかぜで髄膜炎になれば、1週間程度の入院が必要です。
 次に、頻度は髄膜炎ほど多くはありませんが、おたふくかぜ後の難聴も怖い合併症です。多くは片方だけの難聴ですが、一度起こると回復は期待できません。
 思春期以降の男性では睾丸炎、女性では乳腺炎を高頻度(数名に1人)に合併します。
 脳炎は、最も怖い合併症で、おたふくかぜ約5,000人に1人発症します。
 また、妊婦が妊娠初期におたふくかぜに罹ると、約3人に1人は流産します。
 人生の節目(入学試験、入社試験、結婚式等)でおたふくかぜに罹ると、悲惨です。
 おたふくかぜは、1回の接種で予防でき、1歳以上なら接種できます。ただし、任意接種ですので、助成はありません。
 当院には、おたふくかぜワクチンが常備してありますので、予約なしでいつでも接種できます。
 詳しくは、当院(☎0858-72-0100)にお問い合わせください。
 

2010年11月23日(火)
当院では、時間外の予防接種が可能です。

 予防接種を受けたいけれど、忙しくて平日の診療時間内には受診しにくいという方のために、当院では、休日および時間外の予防接種を受け付けています。
 時間外の予防接種を望まれる方は、当院受付に予防接種の種類とご希望の日時をお知らせください。当院で通常行っているすべての種類の予防接種に対応いたします。
 時間外予防接種のできる時間帯は以下の通りです。

①平日:午後6時30分~午後7時30分
②土曜日:午後5時~午後7時
③日曜・祭日:午前9時~午前12時

 時間外予防接種は完全予約制です。また、当方の都合により接種できない日もありますので、予め当院スタッフと交渉の上、接種日時をお決めください。
 接種現場の混雑を防ぐために、接種時間を少しずつずらして設定することもありますので、予めご了承ください。

2010年10月24日(日)
三種混合ワクチン、ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチン、肺炎球菌ワクチンは、同日同時接種が可能です。

 ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチン、肺炎球菌ワクチンは生後2か月より、三種混合ワクチンは生後3か月より接種可能ですが、それぞれ乳児期に3回ずつ接種があり、3種類のワクチンの接種をしようとすると大変煩雑です。
 ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンは、三種混合ワクチンと同日同時接種できますので、接種のための受診回数を増やさずにすみます。
 具体的には、一方の腕に2種類、片方の腕に1種類のワクチンを接種します。
 アメリカでは、2本の腕に計6本まで同日同時接種するそうですが、そのために、副作用が強く出たり、免疫が十分つかなかったりすることはないようです。
 接種のための受診の回数を増やさないために、三種混合ワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンの同日同時接種をお勧めします。

2010年10月10日(日)
八頭町、若桜町、鳥取市の子宮頚がん予防接種に対する助成について

 本年度より、多くの市町村で子宮頚がん予防接種に対する助成が始まりましたが、助成金額は市町村によって大きく異なります。
 現時点で判明している助成金額および助成対象についてお知らせします。

①八頭町:接種料金は1回につき16,000円(定額)、助成金は1回につき10,000円、自己負担金は1回につき6,000円。助成対象は中学3年生女子です。

②若桜町:助成金額は1回につき5,000円、自己負担金は各医療機関の接種料金との差額です(当院の場合10,000円)。助成対象は中学1~3年生女子です。

③鳥取市:自己負担金は、各医療機関の接種料金の半額と8,000円の安い方です。当院の接種料金は15,000円ですので、自己負担金は、1回につき7,500円となります。助成対象は中学1~3年生女子です。

2010年10月10日(日)
八頭町の子宮頚がん予防接種に対する助成券は、平成24年3月31日まで有効です。

 八頭町では、本年度より子宮頚がん予防接種に対して助成されるようになりました。
 子宮頚がんワクチンは、計3回接種します。2回目の接種は、1回目の1ヶ月後、3回目の接種は、1回目の6ヶ月後です。
 助成対象は現在の中学3年生の女子のみですが、中学3年生が高校生になっても、平成24年3月31日までなら助成券は有効です。
 接種料金は、1回につき16,000円で、1回につき10,000円の助成がありますので、自己負担金は1回につき6,000円になります。
 子宮頚がん予防接種に対する助成は中学3年生に対してのみ、と思っておられる方が多いようですので、ご注意ください。

2010年10月02日(土)
八頭町では、中学3年生女子に限り、子宮頚がん予防接種の助成があります。

 子宮頚がん予防接種が既に始まっていますが、計3回の接種の費用が高額なため、さほど普及していません。
 この度、八頭町では中学3年生女子に限り、子宮頚がん予防接種に対する助成が始まりました。                  子宮頚がんワクチンは3回の接種が必要で、接種毎に10,000円の助成がつき、自己負担額は1回の接種につき6,000円となります。
 当院でも子宮頚がん予防接種ができますので、接種をご希望の方は、助成券、母子手帳をお持ちの上、おいでください。予診表は、当院に用意してあります。

2010年10月02日(土)
インフルエンザ予防接種に対する助成額は、市町村によって違います。

 当院では、10月1日(金)よりインフルエンザ予防接種の実施および予約受付が始まりました。
 今シーズンは、鳥取県東部地区では接種料金が定額制で、1回目は3,600円、2回目は2,550円です。
 ほとんどの市町村に、接種に対する助成がありますが、金額や方式(何回目の接種に対して助成があるか等)は、自治体によって大きく異なります。詳しくは所属する自治体もしくは当院(☎0858-72-0100)にお問い合わせください。
 因みに、近隣の市町村のインフルエンザ予防接種の自己負担額は、以下の通りです。

 八頭町:中学3年まで1,2回目とも1,000円(計2,000円)
 若桜町:中学3年まで1,2回目とも無料
 鳥取市:13歳未満は1回目3,600円、2回目1,000円(計4,600円)

2010年09月24日(金)
八頭町のインフルエンザ予防接種の助成券は、保健センターで受け取ってから、接種においで下さい。

 当院では10月1日(金)よりインフルエンザ予防接種が始まります。八頭町では、0歳~中学3年生の年齢の方には、1回目の接種に対し3,000円の助成があります。この年齢に該当される方には、助成券は個別に郵送されません。保健センターで助成券を受け取ってから、接種においで下さい。予診表は、医療機関に用意してあります。
 

2010年09月18日(土)
日本脳炎2期の接種が、新ワクチンでできるようになりました。

 日本脳炎2期は、9歳~13歳未満の期間に1回接種します。
 以前から使われていた日本脳炎の旧ワクチンで重篤な副反応が発生したため、数年前より新ワクチンが使われています。
 従来、日本脳炎1期を旧ワクチンで接種された方は、2期の接種は新ワクチンではできない、とされていました。ところが、日本脳炎の旧ワクチンは、日本では入手不能となり、そのため、日本脳炎2期が接種できない方が多数生まれていました。
 この度、日本脳炎1期を旧ワクチンで接種された方でも、2期の接種が新ワクチンでできるようになりました。接種を希望されるかたは、保健センターで手続きをしてから受診して下さい。
 詳しくは当院(☎0858-72-0100)にお問い合わせください。

2010年09月18日(土)
日本脳炎1期の接種を完了されていない方は、13歳未満なら公費で接種できます。

 日本脳炎1期は、通常3歳を過ぎたら7歳半までの間に、1~4週間の間隔で2回、その1年後に1回、計3回接種します。
 日本脳炎1期を一度も接種していない、あるいは1~2回しか接種していない方は、13歳未満なら公費で接種できるようになりました。
 接種該当者の年齢および接種済みの回数により、接種のスケジュールが異なりますので、日本脳炎1期の接種が未完成(3回接種していない)と思われる方は、当院(☎0858-72-0100)にお問い合わせください。