毎年冬から春にかけてはロタ、ノロウィルスによる胃腸炎が流行します。従来は入院しないとロタ、ノロウィルスの検査ができなかったのですが、この度外来で両ウィルスの検査ができるようになりました。
検査は少量の便があればできます。便がない場合は、肛門に綿棒をこすりつけてわずかな便が採取できれば検査できます。
胃腸炎は他のウィルスでも起こりますが、この両ウィルスによる胃腸炎は特に重症化しやすく、感染力が強いため保育園や小学校でよく流行します。主な症状は嘔吐、下痢、発熱です。体の水分が不足する脱水が起きやすく、点滴、入院が必要なこともありますのでご注意ください。