毎年夏になると流行する手足口病ですが、今年は6月下旬頃よりポツポツ見られるようになり、7月に入ると数が増えてきました。
主な症状は発熱と手のひら、足の裏、口腔内の発疹です。発疹は水ほうや丘疹(硬い盛り上がり)の形のことが多く、膝,ひじ、おしりにでることもありますが、胸やおなかにでることはまれです。
例年、手足口病は微熱程度で済むことが多いのですが、今年は高熱の出るタイプが流行しています。
手足口病はウィルス性の感染症ですから、通常は薬を飲む必要はありません。せいぜい、高熱時に解熱剤を使う程度ですが、口の中が痛いため、食事に工夫が必要な場合があります。
手足口病は、ごくまれに合併症として脳炎、髄膜炎、心筋炎等を起こすことがありますので、注意は必要です。






