1月に猛威を振るっていたA型インフルエンザが2月には下火になり、3月になるとB型インフルエンザが出てきました。今のところ、A、B型が混在していますが、今後はB型が優勢になると思われます。B型の流行期間はA型より短いのが普通ですから、インフルエンザの流行は間もなく終わることが予想されます。
毎年A型、B型両方のインフルエンザにかかる人がありますので、ご注意ください。
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1月に猛威を振るっていたA型インフルエンザが2月には下火になり、3月になるとB型インフルエンザが出てきました。今のところ、A、B型が混在していますが、今後はB型が優勢になると思われます。B型の流行期間はA型より短いのが普通ですから、インフルエンザの流行は間もなく終わることが予想されます。
毎年A型、B型両方のインフルエンザにかかる人がありますので、ご注意ください。
1月には猛威を振るっていたインフルエンザですが、2月に入ると発生が減って来ました。今までのインフルエンザはほとんど全員A型でしたが、毎年インフルエンザの流行の最後にB型が発生してきますので、これからB型インフルエンザが発生してくるものと思われます。
B型インフルエンザの流行ははA型ほど長くは続きませんので、B型が発生してくれば、インフルエンザの流行は間もなく終わります。
先週より八頭郡でインフルエンザの本格的な流行が始まりました。インフルエンザがもっとも多いのは保育園児ですが、小学生、中学生、高校生にもかなり発生しています。
インフルエンザにかかったら、発症の翌日より5日間は学校を休みます。再登校(登園)には登校(登園)許可証が必要です。登園許可証は当院に置いててありますが、小学生、中学生、高校生の登校許可証は、各学校が発行します。
インフルエンザにかかった児にはできるだけマスクをさせ、他の家族とはできるだけ接触をさせないでください。患児と他の家族両方にかかわるお母さんは、特に手洗いを心掛けてください。
八頭郡ではインフルエンザだけでなく、主に保育園児を中心にウィルス性胃腸炎も流行しています。この胃腸炎は感染性が強く、容易に他の人にうつります。おもな症状は嘔吐と下痢ですが、激しい嘔吐で始まることが多いです。下痢や発熱はないこともあります。
胃腸炎の時は、水分補給が大切です。ポカリスエットやOS-1を少しづつ飲ませてください。体の水分が不足すると、尿が減り涙が出なくなります。また、皮膚が乾いて乾燥し、顔色が青白くなり、ぐったりしてきます。こうなると、点滴が必要になります。
ウィルス性胃腸炎の感染予防には、手洗いが大切です。家庭の中では、大皿に盛った食べ物を家族でつついて食べたり、患児の食べ残しを食べないことが大切です。
八頭郡では平成26年12月よりインフルエンザが散発的に発生していましたが、正月明けより本格的な流行が始まりました。インフルエンザは熱が出てすぐだと検査が陽性になりませんので、発熱後半日以上経ってから検査したほうがよいでしょう。
家族がインフルエンザになったら患者にはマスクをさせ、家族全員の手洗いを励行してください。赤ちゃんのインフルエンザは重症化しやすいですから、赤ちゃんの部屋には患児を入れないようにしてください。
正月の休診は以下の通りです。
2014年(平成26年)12月28日(日)~2015年(平成27年)1月4日(日)。
12月27日(土)は17時まで診療します。
1月5日(月)より通常の診療です。
RSウィルスはかぜのウィルスです。2歳までにほとんどのこどもが1回はかかると言われ、何度でも感染します。2歳以上では軽いかぜですむことが多く、さほど心配いりません。
心配なのは生後6か月未満の赤ちゃんがRSウィルスに感染した場合です。肺炎、気管支炎で入院することがよくあります。
生後6か月以上の赤ちゃんや1歳代のこどもでも重症化することがありますので、高熱や激しい咳、ゼーゼー呼吸がある場合は、この年齢でも注意が必要です。
赤ちゃんのいる家庭では、かぜを引いた兄弟にはマスクをさせ、赤ちゃんに接触させないことが大切です。また、お母さんの手洗いも感染予防に有効です。
最近鳥取市、八頭郡でインフルエンザが出始めました。まだ散発的に発生している段階ですが、今週到来する寒波に誘発されて、発生が拡大する可能性があります。インフルエンザ予防接種がまだの人(中学生以上)、2回接種予定で1回しか接種していない人(小学生以下)は、接種をお急ぎください。
インフルエンザ予防接種で2回接種の場合、通常は3~4週あけますが、接種を急ぐ場合は1週以上あけば接種できます。
かっては小児期に一度はかかる病気と思われていたおたふくかぜですが、最近は流行が少なくなっています。かかるのを待っている人が多いようですが、おたふくかぜというのは実は意外と怖い病気です。その理由は、合併症が多く、耳の下が腫れて痛くなるだけでは済まない事がよくあるということです。
代表的な合併症は髄膜炎です。これは発生頻度が高く、おたふくかぜ患児の約20人に1人がなります。難聴も怖い合併症です。多くは片耳の難聴ですが、これは治りません。脳炎は最も怖い合併症で、死亡することがあります。
思春期以降の合併症には、男性は睾丸炎(その一部は不妊症)、女性は乳腺炎があります。また、妊娠初期におたふくかぜにかかると3人に1人は流産します。
おたふくかぜは、ワクチンで予防できます。ただし、最近は4~5年間隔での2回接種が標準です。1回だけの接種では、免疫が減ってきて十分予防できないといわれます。
今のところ公的助成がなくて全額自己負担ですが、おたふくかぜで取り返しのつかない痛い目に会うことが避けられますので、ワクチンの価値は十分あります。
ぜひ、おたふくかぜワクチン接種を2回受けてください。
平成26年10月より水ぼうそうの無料接種が始まりました。1~3歳は2回、本年度(平成27年3月31日まで)に限り3~5歳は1回無料で接種できます。
3~5歳は無料接種が一回ということで、誤解が生まれているようです。3~5歳児は1回の接種で十分という誤解です。
年齢にかかわらず、水ぼうそうワクチンの接種は2回をお勧めします。以下がその理由です。
①1回だけ接種しても十分な免疫がつかない場合があります。
②1回接種後に十分な免疫が得られても、その後免疫が低下する場合があります。
③今までは水ぼうそうの流行が頻繁にあり、1回だけ接種した人が水ぼうそう患児に接触することで、発症せずに免疫を高めることができました。今後は水ぼうそうの流行がほとんどなくなることが予想されますので、1回だけ接種した人が免疫を高めることができなくなります。
1回だけ接種した人の6~12%が水ぼうそうにかかると言われています。2回接種すれば、まず水ぼうそうにかからないと言われます。
以上の理由により、水ぼうそうの2回接種をお勧めします。