結核予防が目的のBCGは、従来生後3~6カ月の間に接種することになっていました。この時期は、他の多くのワクチン(ヒブ、小児用肺炎球菌、4種混合、ロタ)の実施時期と重なるため、ワクチンの実施スケジュールを作るのに苦労していましたが、このたびBCGの接種期間が生後3カ月~1歳に延長されたため、接種が楽に進められるようになりました。
結核感染のリスクより、髄膜炎、ロタ胃腸炎、百日咳等のリスクのほうがはるかに大きいので、BCG以外のワクチンを優先し、それらのワクチンが終わってから、BCGを接種すればよいでしょう。
ただし、家族や接触の可能性のある人が結核の場合は、BCGを先に受けて下さい。