ホーム
ホーム >> お知らせ

記事一覧

2011年02月06日(日)
ファンヒーターは、100%安全とはいえません。

 ほとんどの家庭でファンヒーターかエアコンが使われる時代になりました。
 確かに、ファンヒーターは、旧式の石油ストーヴに比べると遥かに安全ですが、時折ファンヒーターによるやけどがみられます。
 ファンヒーターの吹きだし口は、かなりの温度になっていますので、そこに手や足が触れるとやけどします。
こどものいる家庭では、ファンヒーターの吹きだし口にガードをした方が安心です。
 また、ファンヒーターから離れていても、熱風を長時間浴びると低温やけどを起こします。ファンヒーターにガードが付いていても、熱風の当たる場所でこどもを眠らせてはいけません。
 

2011年02月06日(日)
旧式の石油ストーヴは危険です!

 大部分の家庭では、暖房用にファンヒーターかエアコンが使われていますが、いまだに旧式の石油ストーヴが使われている家庭があり、毎年のように旧式の石油ストーヴによる痛ましいやけどの事故が起きています。
 ストーヴが熱いということを知らない1~2歳のこどもは、平気でストーヴに触ってしまいます。また、この年齢のこどもは、反射神経が鈍いため、熱さを感じて手を引っ込めるのが大人に比べると遅れ、やけどの被害が大きくなります。
 ストーヴにガードがあっても、危険度はさほど減りません。こどもは、つまづいたり暴れた勢いでストーヴに触れることがよくあります。
 旧式の石油ストーヴは、一家に一台、停電の時のために物置に置くようにし、普段は使わないようにしましょう。
 

2011年01月23日(日)
今期のインフルエンザは20、30歳代が多いです。

 インフルエンザの本格的な流行期に入りました。まず学校や保育園で流行して、次に大人に移動するというのが例年のパターンですが、今期は大人から流行が始まりました。特に、20,30歳代の患者さんが多いです。
 今期のインフルエンザは、今のところ全てA型です。A型には、新型と季節性(今期は香港型)とがありますが、今流行っているのは殆ど新型といわれます。新型は昨年流行し、多くのこどもは新型の免疫を持っています。逆に、昨年新型に罹らなかった大人には新型に対する免疫がありませんので、今期多くの人が罹っているわけです。
 インフルエンザには、新型(A型)、季節性のA型(今期は香港型)、A型に少し遅れて流行するB型の3種類があります。
 今期インフルエンザに罹っていない方はもちろん、すでに罹った方でも、ワクチンで他の種類のインフルエンザを予防されることをお勧めします。
 当院では、まだインフルエンザ接種の予約受付中です。ワクチンは常備してありますので、予約された日に接種することも可能です。また、どうしても診療時間内に接種を受けられないという方のために、時間外接種の予約を受け付けておりますので、ご利用ください。
  

2011年01月21日(金)
インフルエンザでは、最低5日間は学校を休まないといけません。

 インフルエンザに罹ったらしばらく学校や保育園を休みますが、何時から再登校(登園)できるのかが保護者や患児の大きな関心事です。
 従来、季節性インフルエンザでは、解熱後2日以上たってから登校する、新型インフルエンザでは、解熱後2日以上かつできるだけ発症後7日以上たってから登校する、という基準がありました。
 しかし、外来で行う通常の検査では、A型インフルエンザと判定されても、それが新型(A型のみ)なのか季節性(A型とB型あり)なのか分かりません。
 そこで、この度鳥取県東部小児科医会では、新型、季節性に拘わらずインフルエンザでは、発症後5日以上かつ解熱後2日以上たってから登校するという新たな登校基準を作成しました。
 インフルエンザは、通常治療開始後1~2日で解熱しますので、実際は発症後5日以上たってから登校するということになります。
  

2011年01月09日(日)
インフルエンザに流行の兆しです。

 年が明け寒さが続くにつれて、インフルエンザがポツポツ発生してきました。インフルエンザは今のところ全てA型で、昨年流行した新型と季節性(A香港型)が混在しています。
 インフルエンザは、咳、鼻水、のどの痛みに続いて、急激に高い熱が出てきます。
 インフルエンザの診断は、簡単な検査でできますが、発熱後半日から1日経たないとインフルエンザであっても、検査が陽性に出ません。
 15歳未満の方は、インフルエンザの検査が月に2回できますが、15歳以上の方は、月に1回しか検査ができませんので、受診のタイミングが大切です。
 インフルエンザの予防接種がまだの方は、お急ぎ下さい。
 

2010年12月12日(日)
おたふくかぜは、意外と怖い病気です。ぜひ、予防接種を!

 ”おたふくかぜに早く罹ってほしい”という声を診察室でよく聞きます。でも、ちょっと待って下さい。おたふくかぜというのは、意外と怖い病気なんです。その理由は、おたふくかぜには、合併症が多いからです。
 まず、髄膜炎です。髄膜炎というのは、脳を取り巻く髄膜に細菌やウィルスが感染する病気で、激しい頭痛や嘔吐が出現します。おたふくかぜで髄膜炎を合併する頻度は、3~10%と言われますので、決して稀ではありません。おたふくかぜで髄膜炎になれば、1週間程度の入院が必要です。
 次に、頻度は髄膜炎ほど多くはありませんが、おたふくかぜ後の難聴も怖い合併症です。多くは片方だけの難聴ですが、一度起こると回復は期待できません。
 思春期以降の男性では睾丸炎、女性では乳腺炎を高頻度(数名に1人)に合併します。
 脳炎は、最も怖い合併症で、おたふくかぜ約5,000人に1人発症します。
 また、妊婦が妊娠初期におたふくかぜに罹ると、約3人に1人は流産します。
 人生の節目(入学試験、入社試験、結婚式等)でおたふくかぜに罹ると、悲惨です。
 おたふくかぜは、1回の接種で予防でき、1歳以上なら接種できます。ただし、任意接種ですので、助成はありません。
 当院には、おたふくかぜワクチンが常備してありますので、予約なしでいつでも接種できます。
 詳しくは、当院(☎0858-72-0100)にお問い合わせください。
 

2010年11月23日(火)
当院では、時間外の予防接種が可能です。

 予防接種を受けたいけれど、忙しくて平日の診療時間内には受診しにくいという方のために、当院では、休日および時間外の予防接種を受け付けています。
 時間外の予防接種を望まれる方は、当院受付に予防接種の種類とご希望の日時をお知らせください。当院で通常行っているすべての種類の予防接種に対応いたします。
 時間外予防接種のできる時間帯は以下の通りです。

①平日:午後6時30分~午後7時30分
②土曜日:午後5時~午後7時
③日曜・祭日:午前9時~午前12時

 時間外予防接種は完全予約制です。また、当方の都合により接種できない日もありますので、予め当院スタッフと交渉の上、接種日時をお決めください。
 接種現場の混雑を防ぐために、接種時間を少しずつずらして設定することもありますので、予めご了承ください。

2010年10月24日(日)
三種混合ワクチン、ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチン、肺炎球菌ワクチンは、同日同時接種が可能です。

 ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチン、肺炎球菌ワクチンは生後2か月より、三種混合ワクチンは生後3か月より接種可能ですが、それぞれ乳児期に3回ずつ接種があり、3種類のワクチンの接種をしようとすると大変煩雑です。
 ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンは、三種混合ワクチンと同日同時接種できますので、接種のための受診回数を増やさずにすみます。
 具体的には、一方の腕に2種類、片方の腕に1種類のワクチンを接種します。
 アメリカでは、2本の腕に計6本まで同日同時接種するそうですが、そのために、副作用が強く出たり、免疫が十分つかなかったりすることはないようです。
 接種のための受診の回数を増やさないために、三種混合ワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンの同日同時接種をお勧めします。

2010年10月10日(日)
八頭町、若桜町、鳥取市の子宮頚がん予防接種に対する助成について

 本年度より、多くの市町村で子宮頚がん予防接種に対する助成が始まりましたが、助成金額は市町村によって大きく異なります。
 現時点で判明している助成金額および助成対象についてお知らせします。

①八頭町:接種料金は1回につき16,000円(定額)、助成金は1回につき10,000円、自己負担金は1回につき6,000円。助成対象は中学3年生女子です。

②若桜町:助成金額は1回につき5,000円、自己負担金は各医療機関の接種料金との差額です(当院の場合10,000円)。助成対象は中学1~3年生女子です。

③鳥取市:自己負担金は、各医療機関の接種料金の半額と8,000円の安い方です。当院の接種料金は15,000円ですので、自己負担金は、1回につき7,500円となります。助成対象は中学1~3年生女子です。

2010年10月10日(日)
八頭町の子宮頚がん予防接種に対する助成券は、平成24年3月31日まで有効です。

 八頭町では、本年度より子宮頚がん予防接種に対して助成されるようになりました。
 子宮頚がんワクチンは、計3回接種します。2回目の接種は、1回目の1ヶ月後、3回目の接種は、1回目の6ヶ月後です。
 助成対象は現在の中学3年生の女子のみですが、中学3年生が高校生になっても、平成24年3月31日までなら助成券は有効です。
 接種料金は、1回につき16,000円で、1回につき10,000円の助成がありますので、自己負担金は1回につき6,000円になります。
 子宮頚がん予防接種に対する助成は中学3年生に対してのみ、と思っておられる方が多いようですので、ご注意ください。