RSウィルスは、かぜを引き起こす多くの種類のウィルスのうちの一つです。2歳までに、ほとんどのこどもは1回はRSウィルスによる感染を受けます。
RSウィルスが他のウィルスと違うのは、生後6カ月未満の赤ちゃんでは重症化しやすく、細気管支炎や肺炎で入院することがよくある点です。
また、RSウィルス感染では免疫ができにくく、何度でもかかる点も他のウィルスとは違います。そのために、赤ちゃんはRSウィルスにかかった大人や兄弟からうつされやすいと言えます。
従来RSウィルスの検査は、保険診療では入院した人にしか認められていませんでしたが、平成23年10月17日(月)より乳児(生まれてから1歳未満の赤ちゃん)に外来で認められるようになりました。
生後6カ月未満の赤ちゃんに咳、鼻水、ゼイゼイが出たときは早めに受診してください。