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記事一覧

2009年09月05日(土)
新型インフルエンザワクチンの優先接種順位が発表されました(新聞より抜粋)。

 新型インフルエンザワクチン接種の優先順位は、以下の通りです。
 優先順位対象者:
①医療従事者
②妊婦
②基礎疾患(*)のある人
③1歳~就学前の幼児
④1歳未満児の乳児の両親

 優先順位が望ましい者:
 ・小中高校生
 ・65歳以上の高齢者

*基礎疾患:ぜんそくを含む呼吸器疾患、高血圧を除く心疾患,腎疾患、肝疾患、神経疾患、神経筋疾患、血液疾患、糖尿病を含む代謝性疾患、HIV(エイズ)や悪性腫瘍を含む免疫抑制状態

 上記はあくまで厚生労働省の案で、最終決定は9月中に発表される予定です。実際のワクチンは、早ければ12月下旬から接種できる見込みです。

2009年08月28日(金)
旧タイプの日本脳炎ワクチンがなくなりました!

 平成21年6月に新しいタイプの日本脳炎ワクチンが発売されて以来、新旧2つのタイプのワクチンが使い分けされてきました。
 日本脳炎1期(1回目、2回目、追加の計3回)に1回でも旧ワクチンを接種された方は、その後の接種は旧ワクチンで行うことになっていました。
 この度、日本脳炎旧ワクチンの在庫が底をつき、手に入らなくなりましたので、日本脳炎1期あるいは2期に旧ワクチンの接種を予定されていた方は、今後日本脳炎の予防接種ができなくなりますのでご留意ください。
 今後新たに日本脳炎の予防接種をされる方は、すべて新ワクチンで行うことになります。
 日本脳炎の予防接種には、各地区の保健センターへの申込と医療機関へのワクチンの予約が必要です。

2009年08月27日(木)
若桜町の小児季節性インフルエンザ予防接種は無料です。

 昨年度に続き、若桜町の小児は以下の通り、無料で季節性インフルエンザの予防接種ができます。
 
 ○季節性インフルエンザ予防接種実施期間: 平成21年10月1日~平成22年1月31日

 ○接種対象者:
          満1歳~小学生  2回(3~4週間隔)
          中学生        1回
 ○鳥取県東部地区の医療機関ならどこでも接種できますが、一応ご予約の時にお確かめください。

 ○若桜町からの予診表を持参された方に限り、無料で接種できます。

 ○接種には、予約が必要です。      

2009年08月09日(日)
3つのワクチンに対する助成が始まります(八頭町のみ)。

 季節性インフルエンザワクチン、インフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチン、高齢者肺炎球菌ワクチンに対する助成が始まります。ただし、助成を受けられるのは、平成21年10月1日以降に八頭町に住民票を有する方に限ります。助成券(割引券)は、助成年齢に該当する人全員に、9月頃に郵送される予定です。
 いずれの予防接種にも、予約が必要です。

①季節性インフルエンザワクチン
 助成年齢:満2歳~中学3年
 助成期間:平成21年10月~12月
 接種回数:小学生以下は2回、中学生以上は1回
 助成金額:1人につき年1回2,000円

②インフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチン
 助成年齢:生後2か月~2歳未満
 接種回数:生後2か月~7か月未満 初回3回+追加1回(計4回) 
      生後7か月以上~12か月未満 初回2回+追加1回(計3回)
      1歳以上2歳未満 1回
 助成期間:平成21年10月~平成22年3月
 助成金額:1人につき1回2,000円
 現在、ヒブワクチンは大きく不足しており、1医院に対する割り当ては月3本ですので、申込まれてから接種できるまでに相当な時間がかかることが予想されます。予めご了承下さい。

③高齢者肺炎球菌ワクチン
 現在実施中です。
 助成年齢:満75歳以上で、今まで一度も肺炎球菌ワクチンをうけたことのない人
 助成期間:平成21年10月~平成22年3月
 助成金額:1人につき1回3,000円

 詳しくは当院(72-0100)もしくは郡家保健センター(72-3566)、船岡保健センター(73-0670)、八東保健センター(84-1234)にお問い合わせください。

2009年07月05日(日)
プール熱(咽頭結膜熱)に流行の兆しです。

 プール熱はアデノウィルスによる感染症で、夏にプールを介して流行します。主な症状は、発熱、のどの痛み、目が赤くなり、眼やにが出る、等です。38~40度の熱が4~5日続きますので、家族は大変心配されますが、外来での簡易検査で診断できます。熱は昼間は比較的低く、夜間に高くなります。
 特効薬はありませんが、目には、抗生剤の目薬を差します。熱が高くて苦しがるようなら、解熱剤を使います。水分を十分与えることが大切です。食事が十分摂れないことが多いので、流動食にしてください。
 高熱が何日も続きますが、日にちが経てば治る病気です。
 この病気は学校保健法により、熱が下がってから2日以上経たないと登校(登園)できません。再登校(再登園)には、許可証が必要です。

2009年06月07日(日)
インフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンは年齢によって接種回数が違います(続編、2009.2.22の記事参照)。

 インフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンは、生後2か月以上~5歳未満に接種できますが、方法は年齢によって次の3段階に分けられています。
 ①生後2か月以上~7か月未満
  4~8週間隔で3回、更に約1年後に1回接種します(計4回)。生後3か月より接種できる三種混合ワクチンと同時に接種されたら便利です。
 ②生後7か月以上~12か月未満
  4~8週間隔で2回、更に約1年後に1回接種します(計3回)。
 ③1歳以上~5歳未満
  1回接種します。

 現在、接種希望者数に対してワクチンの本数が足りないため、1つの医療機関で接種できるワクチンは月に3本以内となっています。当院では、ワクチンの予約をされてから接種できるまでの待ち時間は、大体1か月程度です。
 ヒブワクチンは有料で、接種には予約が必要です。詳しくは、当院にお問い合わせください。

2009年06月03日(水)
新しい日本脳炎ワクチンが接種できるようになりました。

 平成21年6月2日(火)新しい日本脳炎ワクチンが発売されました。
 当面は、旧いワクチンと同様に、任意接種のままですので、接種には手続きが必要です。接種に必要な手続きは、以下の通りです。
 ①各地の保健センターに申し込み、予診表、接種券を受け取る。
 ②医療機関に接種を申し込む。
 新しいワクチンは、1期(3歳より接種でき、1回目、2回目、追加の計3回あります。)のみ接種できます。ただし、1期に1回でも旧いワクチンを接種された方は、新しいワクチンを接種できず、旧いワクチンを接種することになりますので、ご注意ください。2期に関しては、新しいワクチンは使用できず、旧いワクチンのみ接種できます。

2009年05月20日(水)
新型インフルエンザが迫っているのにマスクがない!

 新型インフルエンザの感染に関して、2つの大きな誤解があります。
 1つは、新型インフルエンザは空気感染するから、患者と同じ部屋にいるだけで感染する、というものです。
 新型インフルエンザの感染の仕方には、飛沫感染と接触感染の2種類あります。感染した人の咳、くしゃみ、唾液等とともに放出されたウィルスを吸い込んで感染するのが、飛沫感染です。
 人の飛沫が飛ぶ範囲は大体2メートル以内ですので、感染した人から2メートル以上離れていれば感染しません。ですから、人がまばらな戸外では、マスクをする必要はありません。
 2つめは、ウィルスのような微粒子をブロックするためには、高性能の専用マスクでないと十分でない、という誤解です。
 感染を予防するためには、ウィルスを含む唾液等の飛沫物をブロックすれば良いですから、さほど高性能のマスクでなくても有効です。むしろ、マスクを口や鼻を含む顔面にフィットさせることのほうが大事です。
 マスクが入手困難になっています。でも、あわてないでください。ガーゼを使って、自分でマスクを作ればよいです。ガーゼのマスクは何枚も重ねて厚く作り、使った後によく洗えば、何度でも使えます。
 なお、ニューヨークでは、今新型インフルエンザが蔓延しているそうですが、マスクをしている人はほとんどありません。アメリカ人は、マスクは病気の人が他人に感染させないために身につけるもので、自分の感染を防ぐ力はない、と考えているようです。
 それと、新型インフルエンザは、口と鼻だけではなく、目の粘膜を通して感染しますし、手に付いたウィルスが粘膜に付着することもありますので、マスクだけでは完全な予防はできません。
 やはり、人ごみを避け、手洗い、うがいを励行することが大事です。
 幸い、新型インフルエンザは、弱毒性です。
 マスクの限界を知った上で、上手に使って下さい。

2009年03月20日(金)
日本脳炎予防接種が再開されます。

 日本脳炎予防接種は、重篤な副反応が出たために、2005年より自分で手続きをしないと受けられないという制度になっています。最近新しい日本脳炎ワクチンが完成したため、今年より従来通りの定期予防接種として再開される見通しとなりました。
 日本脳炎の定期予防接種は、3歳~7歳半未満に3回、9歳~13歳未満に1回実施することになっていますが、この度の提言では、「接種を1度も受けたことのない3歳から6歳児に優先的に接種を考慮する」となっています。
 詳しいことはこれから決まるようですので、追ってお知らせします。

2009年02月22日(日)
インフルエンザ菌b型ワクチンができるようになりました。

 インフルエンザ菌b型は、主に5歳未満の乳幼児に髄膜炎、肺炎等の重篤な感染症を起こす細菌です。同じ名称を使うために大変紛らわしいのですが、冬に流行するインフルエンザを起こすウイルスとは、全く別の微生物です。髄膜炎は0歳児、1歳児に多く、日本では毎年約600人の小児が発症し、その内約5%が死亡、約25%に後遺症が残ります。小児細菌性髄膜炎の半数以上が、インフルエンザ菌b型によって起こります。海外では、インフルエンザ菌b型ワクチンの接種が積極的に行われており、髄膜炎の患者数は減ってきています。
 このワクチンは、生後2か月以上5歳未満なら接種できますが、年齢によって接種回数が違います。小児髄膜炎を予防するために、特に0歳児、1歳児にこのワクチンを接種されることをお勧めします。
 今のところ、このワクチンには公費の助成はなく、すべて自費で、接種には予約が必要です、詳しくは、当クリニックにお問い合わせ下さい、