インフルエンザ脳症とは、インフルエンザ感染をきっかけにして起こる急性の脳障害です。インフルエンザにかかっている人で次の様な症状がみられたら、至急かかりつけ医に連絡するか、救急車を呼んでください。
①けいれん
②意識がなくなる。
③両親が誰だか分らなくなる。
④食べ物と食べ物でないものが区別できなくなる。
⑤他の人に見えないものが見えるという(幻視)。
⑥意味の不明な言葉を言う。
⑦異様に怖がる。
⑧急に怒り出す、泣き出す、歌いだす。
インフルエンザ脳症は、1~3歳児に多く、発熱から1日以内に起こることが多いです。インフルエンザ患者の数百人に1人の割合で発生しますので、さほどまれな病気ではありません。死亡率は15~30%で約25%に後遺症が残ります。