6月に入って手足口病が流行してきました。元々夏に流行する感染症ですが、今年は西日本を中心に特に多く発生しています。主な症状は発熱と手。足、口の発疹で、特効薬はありません。
今年の手足口病の特徴は以下の2点です。
①高熱で始まることが多く、発熱の1~2日後に発疹が出ます。従来は、熱よりも発疹の出現で病気に気づき、熱はないか、微熱のことが多かったです。
②大型の発疹が広い範囲にたくさん出ることがよくあります。大型の発疹は消えるにに時間がかかり、しばらくあとが残ります。
発疹のため口の中が痛く食事を嫌がる場合は、味の薄い流動食がお勧めです。刺激の強い酸っぱいもの、辛いもの、熱いもの、冷たいものはさけてください。
兄弟間の感染を避けるには、手洗いの励行のほかタオルや皿を共有しないことが大切です。